某年7月、楽天ショッピングサイトにて家庭用生ごみ処理機を購入しました。
生ごみ処理機を購入したいと思ったきっかけは二つあります。一つは重さの軽減、もう一つは悪臭対策です。前者の重さの軽減というのは、ゴミの日までに溜まった生ごみをゴミステーションまで運び出す際、重さに苦痛を感じており、少しでも軽くしたいと悩んでおりました。さらに、特に夏季は悪臭もひどくコバエも大量に発生するため、環境改善を図る意味でも生ごみ処理機は必須と考えておりました。
生ごみ処理機を導入する上でコンポストタイプにするのか、電動式タイプにするのかで悩みました。コスト面からして断然コンポストタイプの方が安価でお得なのですが、使い続けることを前提に考慮するとボタンひとつで処理が可能な電動式タイプを選択することにしました。
生ごみ処理機を選ぶ際、楽天とAmazonの両方のサイトを見比べてみましたが、価格、種類ともそれほどの差がなかったので、普段から利用している楽天のサイトで購入することにしました。商品は発注してから2日ほどで届きました。ネットショッピングではイメージしづらい大きさも意外とコンパクトだったので、デッドスペースにすっぽり収まりました。また、見た目も青白赤の3色ストライプが派手でなければ地味でもなく、調和のとれた色合いが違和感もなくキッチンに置けています。
実際に使ってみて思ったことは、音が静かであることです。処理量にもよりますが、生ごみを乾燥させるために、通常6~7時間くらいを要します。そのため、一日に出た生ごみを、まとめて夕食の後片付けが終わったタイミングに処理機を作動させます。夜中に大きな音を発するとご近所や就寝時に気になりますが、それが全くないので、深夜でも安心して使用できます。さらに、脱臭フィルターも装備されているので、気になる悪臭もなく室内に置いていても全く気になりません。
おすすめしたいポイントはほかにもあります。生ごみと混じって爪楊枝やスプーンが誤って入っていても支障ありません。面倒な分別作業をすることもなく、作動させることができます。そして、乾燥させた生ごみは有機質肥料として利用できます。家庭菜園やガーデニングなどで土を肥やすための良質な肥料になるので、ごみとして扱うことがなくなり環境にもやさしい肥料と化すのです。
しかしながら、デメリットもありました。それは、電気代がアップしたことです。一般的にウオシュレットやエアコンのように熱を発する家電は、電力を多く使用するため、電気代も跳ね上がります。この生ごみ処理機も生ごみを乾燥させるため、かなりの熱量を必要とします。事実、前年同月と比較して3000円も上がっていました。このままでは家計もひっ迫してくるので、その対応策として2日に一回作動することにより、電気代を抑えることに成功しました。
生ごみの処理については、社会的にも問題になっています。そのため、国では生ごみの減量を目的として生ごみ処理機の購入に対し、助成制度を設けています。もちろん、私もこの制度にあやかり2万円の購入金額でしたが、申請してから10日後くらいに半額の1万円が指定口座に振り込まれました。ただし、この申請は自治体によって、タイミングや助成割合などが異なりますので、購入する前に必ずお住まいの自治体ホームページや電話などで確認したのち、購入されると得策かと思います。
我が家にとってこの生ごみ処理機は、生活リズムを一変させる画期的なものとなりました。ゴミの重さやゴミ出しの回数を減らすことができ、気になる悪臭やコバエの発生も抑えることができました。電気代が少し気にはなりますが、購入金額の半値で買うことができたということで、それも良しとしましょう。処理物でさえも肥料として活用できる生ごみ処理機を検討されてみてはいかがでしょうか。
侍エンジニア 大学生
家庭用生ごみ減量乾燥機生ごみ処理機