購入を希望する方が現れた際に行う次の段階は、売買の条件を交渉することです。
具体的には、以下の項目について交渉を進めます。
まず、売却金額です。
売却価格はあらかじめ決まっていますが、買い手によっては条件をつける代わりに値引き交渉を行うこともあります。
この場合は、不動産会社と相談しながら、お互いに納得のいく価格を見つけるための交渉を進めましょう。
さらに、引き渡し日も重要な条件です。
売却後に次の住宅が決まっている場合は良いですが、基本的には売りに出している物件に住みながら売却を進めることが多いでしょう。
ですから、引き渡し日も買い手の要望を考慮しながら、お互いに満足のいく条件で決定することが大切です。
次に、購入者が決まったら売買契約を締結します。
売買契約は、特別な事情がない限り買い手と売り手が仲介を委託した不動産会社のオフィスに集まって行われます。
この際には、以下の手順があります。
まず、重要事項の説明です。
売買契約に関連する重要な内容を詳しく説明します。
次に、売買契約書の取り交わしです。
正式な契約書を作成し、買い手と売り手の双方が署名・捺印をします。
この契約書には、売却物件の詳細や条件などが記載されています。
そして最後に、手付金の受領と仲介手数料の支払いです。
契約締結時に、買い手が手付金を支払い、売り手が仲介手数料を支払います。
手付金は、売買契約の確定と共に支払われるもので、契約が成立しなかった場合は返金されます。
仲介手数料は、不動産会社に対して契約成立の報酬として支払われるものです。
売買条件の交渉